第18回

賢順記念くるめ全国箏曲祭

全国箏曲コンクール

平成23年12月4日(日) 9時30分開演 会場:石橋文化ホール

スケジュール

  • 全国筝曲コンクール 9:30~13:05   
    • 9:30・・・開会宣言
    • 9:35・・・コンクール出場者演奏
  • お筝に触れよう!筝に触れるワークショップ(体験無料) 13:10~13:55
  • 特別演奏会 14:00~15:20
    • 【第1部】善導寺ことクラブ
    • 【第2部】福岡県立小郡高等学校
    • 【第3部】     
      「柳河詩曲」作詩:北原白秋・作曲:肥後一郎      
      (生田流)深海さとみ
      「千里の梅曲」作曲:山田検校
      (山田流)藤井千代賀、岸辺美千賀、山木七重
  • コンクール審査発表・表彰式 15:30~16:20
    • 表彰式
    • 開催市長・来賓あいさつ
    • 審査発表・表彰
    • 講評:駒井邦夫
    • 賢順賞受賞者演奏

審査員

駒井邦夫:
演出家
元NHKエグゼクティブディレクター
深海さとみ:
筝曲生田流
宮城社大師範
藤井千代賀:
山田流筝曲山木派
藤井家家元 
山川直治:
日本音楽研究家
元国立劇場主席芸能調査役
山本邦山:
重要無形文化財保持者(人間国宝)
(公財)都山流尺八学会専務理事
現代邦楽作曲家連盟事務局長

駒井邦夫氏による講評(要旨)

9月7日に大震災の影響による混乱が残っている東京で審査が行われた時、ほぼ全国的といえる広い地域から参加があった。

  • 古典の曲がほとんどなかったのがさみしい。
  • 現代曲を選ぶ時、作曲者の意図をよく読んでほしい。
  • テンポアップの技術を追求しているが、もっと作品の心を・・・。テクニックに走らずだれが聴いてもこの曲はこうだという演奏を心がけてほしい。
  • 余韻の感じられるように追及してほしい。
  • 左手の奏法が弱い。左手による音色を追求してほしい。

賢順賞:平田紀子(東京都杉並区)

賢順賞:平田紀子

受賞者の言葉:「どのような曲を弾いていくのか、どのような音楽や芸術活動をするのか、したいのか、賢順賞を頂いた今、これからどうしたいのか、よくよく考えなければならないと実感しております。ありがとうございました。」

記念演奏:平田紀子

2011年賢順賞:平田紀子

銀賞(福岡県知事賞)

銀賞・県知事賞:日原暢子
日原暢子(東京都世田谷区)

銅賞(久留米市長賞)

銅賞・市長賞:宮田沙矢香
宮田沙矢香(埼玉県所沢市)

奨励賞

奨励賞:谷富愛美
谷富愛美(神奈川県川崎市)

奨励賞:神谷舞
神谷舞(埼玉県さいたま市)

奨励賞:鈴木麻衣
鈴木麻衣(千葉県柏市)

岸邉成雄賞(若く表現に意欲的な人に贈られる)

岸邉賞:久家慶子
久家慶子(福岡県福岡市)

***(敬称略)***

昨年からの一日の日程に、地元ことクラブと小郡高校のそれぞれの筝演奏がありました。

人気があるのでしょうが、沢井忠夫氏の曲が25名中9名(「讃歌」は4名、「鳥のように」が2名)という多さで、八橋検校の作曲が1名、他は宮城道雄以降の曲で、前回までと違った印象でした。また、男性1人というのも少しさみしく感じました。

また、ロビーでは宇宙筝(とても小さいのに驚きました)の展示、筝に触れられる場もあり、結構にぎやかでした。

深海さとみさんの筝と唄による「柳河詩曲」は北原白秋の3つの詩を1つにまとめらて作曲された(作曲:肥後一郎)ということですが、とても楽しめました。解説で「邦楽も人間の情感を表すことができるので、現代芸術としての邦楽に未来がある。」といった興味ある話がされました。

山田流の三人で演奏された山田検校作「千里の梅曲」は太宰府に流された菅原道真の慰霊祭の前夜に梅の木が京都から飛んできたという飛梅伝説が主題ということで、邦楽の古典の魅力を教えられました。

山田流は当時の今風、物語的内容を持った新しい琴の世界を作ろうとしていたという解説をされた小島先生の穏やかな語り口は、邦楽に触れたことの少ない者としては、毎回邦楽について新しいことを教えていただき、毎年の楽しみになっています。

今年も、表彰式・賢順賞受賞者の演奏前に、中座された方が多かったのは残念でした。

文責:くるめんもん・中島

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参考資料:「第18回賢順記念全国箏曲祭」パンフレット

kurumenmon.com