田代風流(県指定 無形民俗文化財)

黒木町

夏ごろから準備や練習が始められ、例年12月6日に御神輿を迎え、8日、公民館から八龍神社に御還幸します。

50数名で大名行列が構成されています。

八龍神社の傍、JAの駐車場には地元の特産物や手作りのちまき、豚汁、ぜんざい、かっぽ酒のテントが並んでいました。

ここから行列の出発地点まで山間の清流沿いに並ぶ民家前を通り2~3km程歩いて到着。

人柱幣(にんじべい)

2012年12月8日人柱幣
2012年12月8日撮影

人柱幣:にんじべい

公民館横の広場では奴姿の男衆たちが、食べたり酒を酌み交わして談笑していました。

真っ白に塗られた顔には思い思いの髭などが描かれていました。傍に来た父親の顔と分からず、怖がって泣き出す女児がいました。

見学に来た幼稚園児の一団もあり、旧交を温めている大人たちもあり・・・。それに17~20人のカメラマン。

出発の儀式

玉袋棹右衛門
口上:玉袋棹右衛門・・・行事の由来等を述べ、クスクス笑いの内に行事が始まります。

鉦/太鼓公民館前での風流

女児の鉦・太鼓が始まり、シャグマを着けた踊り手(太鼓打ち)3人が交代しながら太鼓を打ちます。

. 風流1風流2風流3
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風流4風流5風流6

文箱を持った中間と女郎がちょっとエッチな歌を歌いながらの演技

先触れ 女郎と中間


お女郎さんは、ちょっと酒が入りすぎたらしく、しきりに反省していましたが、道中が持つのか心配でした。
(ピントボケです。雰囲気だけ)
この後、毛槍などを持つ足軽たちが演技しながら行列が動き始めるのですが、自分の体調がすぐれず
撮影を断念しました。

潮持・山伏・先払いなど

先導・潮持・山伏

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1時半頃:4人の若衆が踊りながら太鼓を叩き、幼女達が鐘を叩く中、公民館から神輿がおでましになり、列の準備が整えば大名行列の始まり。

先払い・潮持ち・傘鉾(女性のような衣装4名)・人柱幣(10名)・太鼓(4名)・小太鼓(男児・女児)・鐘(女児4名)・神輿(?)・天狗面(?)・獅子(2名)・弓(2名)・神官(1名)・・・・等々(詳細は未確認)

鋏箱

鋏箱1鋏箱2鋏箱3鋏箱4鋏箱5

鋏箱6他の人達もそうでしたが、スタート前に酒を飲み、酒を満たした瓢箪を腰に(道中、自分達だけでなく観客にも振る舞っていたようです)、笑顔を絶やさず、観光客との写真撮影にも気軽に応じながら、道中数回のこれらの演技、歩くだけでも片道約3キロ、かなりの重労働だったと思います。

歌詞の一部

「あら、これから江戸は300里、裸で道中がなるものか。銭かな3文草鞋買お、まあちっと多から女郎買お。あらさっ、こらさっ、こらさっ、こらさっ」

「お寺の坊さん鐘を突く、???の女房はおそ?突く」などとも・・・・。

結構エッチな歌詞を口にしていましたが、周囲の女性も笑って楽しんでいる様子が印象的でした。

参考:(YouTube 鋏箱道中

草野町の若宮神社須佐能袁神社で見たの御神幸とも違った趣の御神幸でした。

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人柱幣(にんじ幣)

人柱幣:にんじべい人柱幣2
先払(仙人風)の声か時々「今年ャ豊年米の山~」と聞こえてきます。


毛槍のような人柱幣を投げて前後で交換する演技をします。

太鼓(風流)


頭に付けられたたものが「シャグマ」:これを振り回しながら、太鼓を叩いては踊ること数度して交代。
(参考)大善寺玉垂宮「鬼夜」の「シャグマ」:シャグマの語源をご存知の方ありましたらお教えください。


大変な運動量のように思えましたが、彼等も良く演じていました。交代しながら演技が続きます。


鐘と小太鼓

韓国からの観光客の姿が見え、ガイド役の人に「この辺の風景とお国のそれとでは違いがありますか?」とたずねると「とにかく、よく似ていて共通するものがあるよ。隣の国だからね」とのことでした。仲の良い兄弟のように交流が続くことを願います。

以前、コクヨ社長の書物の中に「兄弟は他人との交際以上に気を使わなければ仲良くできない」とあるのを読みましたが、隣国との交際にも同じことがいえるのでしょう。

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