八幡宮(長門石町本村区)

八幡宮入り口庚申板碑の写真

庚申板碑(こうしんいたび)一基

市指定有形民俗文化財(昭和59年6月29日指定)

庚申年(近年では昭和55年)は60年に一度、庚申日は60日に一度巡ってきます。
その庚申日の夜は、人間の腹に棲む三尸虫(さんしのむし)が体から抜け出して天に昇り、人間の罪過を天帝に告げるのを防ぐため、人々は集まり、会食や雑談などして徹夜しました。これらの行事が庚申講(庚申信仰)の始まりです。
自然石を利用したこの板碑は、庚申信仰に基づく供養塔の一種で、紀年銘の寛永11年(1634)は庚申関係の遺物として県下で最古のものと見られています。
また、27文字からなる趣旨文も彫られており、当時の庚申信仰の性格を知るうえでも貴重な史料です。

長門石町本村区

庚申板碑の写真(アップ)庚申板碑の文字

復元図碇石碇石表記

碇石(いかりいし) 一個

市指定有形民俗文化財(昭和62年2月21日指定)

この碇石は、地元の伝承によれば、長門の田(現在の山口県)から運ばれてきたもので「長門石(ながといし)」の地名起源になったものと言われています。
また、大宰管内志(だざいかんないし)などの地誌によれば、この石に長門の国の船をつなぎとめたことからこの地を「長門石」と言うようになったとあり、本来、船の碇として使用されていたこの石が、後に船をつなぐための舫石(もやいいし)に転用されたことを物語っています。
石質は花崗岩で地上部分が、高さ128cm、幅23cm、厚さ20cm、中心の碇軸着装部には幅4.5cmの固定溝があります。

長門石町本村区

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