祈願成就の参詣
七木地蔵尊
〒830 久留米市長戸石5丁目
電話 0942(35)0032
七木地蔵について
本尊は、霊験あらたな地蔵尊として知られ、以前は平家伝説にまつわる両道院にあって七種の巨木が幹を一つにしたようにそびえたつ根元に鎮座していたことから七木地蔵尊の名で親しまれ、その下に一万部経宝剣金鶏が蔵されていると伝えられてきた。
高さ約1.83mの自然石に通肩の納衣をまとい右手に錫丈を持ち、左手を胸高く掲げて蓮座に立つ地蔵像が半肉彫りに表現され像の左側に「応永三年午十月」の銘が彫られているが、応永三年(1396)は丙子歳にあたり干支の午と子が似ているので違えたかと思われる。
戦国時代の頃、龍造寺隆信が戦勝祈願成就のお礼としてこの像を洪水の憂いのない対岸の千栗に移したところ一夜のうちに立ち戻ったという伝説がある。
長い間、旧河川の堤防際にあった本像は、昭和49年長門石土地区画整理事業の道路建設によって移転を余儀なくされ、約50m離れた現在地に7本の大樹と共に移転した。
その際、板碑の下から木彫りの弁財天像が発掘されている。
市内には応永期の地蔵碑が数箇所あるがいずれも自然石を用い、蓮座に立つ正面像が厚肉彫りで顕されており、久留米および近郊における室町時代の地蔵信仰を知る上で、また美術的にも極めて貴重な存在である。
尚、昭和49年11月1日、久留米市文化財に指定される。
七木地蔵尊年中行事ご案内
恩日 毎月4日・14日・24日
大祭
- 1月4日初地蔵
- 1月14日鏡開き(新年大祭)
- 4月14日春季大祭
- 8月24日秋季大祭
弁財天恩日 毎月29日
交通ご案内
- JR久留米駅前バスセンター・西鉄久留米バスセンターより
- 長門石経由、目達原行き、または佐賀行き乗車。−長門石バス停前下車 1分
本尊の地蔵さんの他、十三佛や弁財天の他、水子地蔵、ボケ観音などが多数安置されています。
また、掲示板には、遠くは大牟田などから来た人などが書いた願い文がたくさん掲示されていて、広い範囲にわたって参詣する信徒さんのいることが伺えます。

十三佛の後ろの壁も佛もみな、長年の線香の煙のためか真っ黒で、信徒の人たちの心の支えとされてきたことが偲ばれます。撮影当日(平日)も、大勢の老若男女が参詣されていて、邪魔にならぬように注意が必要でした。
|