女山神籠石

女山の碑

列石は女山(標高195m)といわれる丘陵の山腹を縫い、
4か所の渓谷に跨って連なっている。

現在、露呈している部分は、
とくに西斜面、ならびに南斜面の地域だが、
その全長は約2900mと推定される。

列石は巨大な切石の並列からなるもので、
往々母岩を利用した箇所もある。

西の傾斜面に粥餅谷、源吾谷、産女谷の4渓谷があり、
いずれも水門を存するが、
これらは長方形の石材をもって構成されており、
ことに粥餅谷、長谷の水門は保存状態も良好である。
わが国上代の遺跡として学術的価値が高く
昭和28年11月14日、史蹟に指定された。

(画像・右側に写る標石より転載しました)

相撲山古墳群
女山神籠石 女山神籠石2

相撲場古墳群が女山の標高150mの尾根上に14基の円墳(横穴式石室)がある。神籠石の列石外側には「鶏塚」(左画像) があるが、
神籠石の列石内側には山内古墳群、長谷横穴群が多数あり、6世紀の築造とされる。

神籠石とは、自然石や立方体に加工した石を斜面に並べ、谷に水抜き水貯めのための水門をつくったものである。

その用途は従来、神域(霊域)説と塞(山城)説の2つで争われてきたが、おつぼ山神籠石(佐賀県武雄市)等の発掘調査により城としての性格が有力視されてきている。

なお神籠石と呼ばれているものは全国で13箇所あって、福岡県に6箇所、佐賀県に2箇所、山口県に1箇所の計9箇所と、北部九州域に多く見られる。

女山神籠石は標高200m、その頂上部から南半分を約1.5kmにわたって列石が取り巻いている。

また、西斜面の谷出口には、
産女谷、源吾谷、長谷、横尾寺谷(粥餅谷)と4箇所の水門跡が確認され、
特に横尾寺谷、長谷の水門は保存状態も良い。
なお北半分の列石については現在のところ未確認である。

みやま市教育委員会の
現地解説板より転載しています。

長谷の水門を見たかったので、道をしばらくヨタヨタと降りて行くと、
道をふさいでいる「通行止め」と「注意書き」を発見しました。
そういえば、道の途中、掘り返した跡が多数あったので、
あれは猪の食事場だったかと思えば、背中が涼しくなってきて、
残念でしたが、また、ゆっくり道を引き返し、退散しました。