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免疫と漢方②
免疫機能を高めるための漢方の考え方には、以下のようなものがあります。
- ①腎(じん)を強めて骨髄の造血能力と免疫細胞の数を増やす
- 免疫細胞を含め、血液の中と流れている赤血球、白血球、血小板という血球は骨髄から作られています。腎(じん)は髄(ずい)から作られています。「腎(じん)は髄(ずい)を生じる」という漢方の考え方があり、補腎薬(ほじんやく)という腎(じん)を補う薬で免疫細胞を増やす方法が用いられています。
- ②免疫細胞を活性化 脾胃(ひい)(胃や腸など消化器系)の機能を改善し、気、血を補うことを健脾益気(けんぴえっき)といいます。
- 十分な栄養を確保し、免疫細胞の活力を高める方法が用いられます。
- ③ストレスを回避し、気をスムーズに巡らせる
- 精神的ストレス、運動不足は気の滞り(気滞:きたい)を招き、自律神経失調と免疫機能の低下を起こします。気の滞りを解消し、気をスムーズにめぐらせること(疎肝理気:そかんりき)によって免疫力の低下を防ぐ方法がとられます。
- ④血液を補う 血虚(けっきょ:血液不足)という状態が続くと、
- 体力が衰え、免疫力も当然低下し、異物が発生しやすい体になります。それを改善する為に補血(ほけつ:血液を補う)作用のある薬が用いられます。
- ⑤血液をサラサラに
- サラサラとした血液と良好な血液循環が正常な免疫機能の維持には必要な条件です。瘀血(おけつ:血液がドロドロになったり、滞ったりする)になると、免疫細胞が低下します。悪玉コレステロールの生成、老廃物の血管壁への沈着などの予防と改善にも、瘀血の改善(活血瘀:かっけつお)が何よりも大事とされています。
他にも
- ⑥水分の代謝を促進して痰湿(たんしつ)を取り除く
痰化湿(きょたんかしつ)という方法や
- ⑦清熱解毒薬(せいねつげどくやく)を活用する方法があります。
一つの方法で全てが良いというものでなく、症状の変化によって用いられる方法も変化したり組み合わせて免疫機能を高める工夫がされています。
資料提供:
漢方・明治薬局
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