朝妻の由来

味水御井神社の湧水
朝妻・味水御井神社 (湧水池:現在も水が出ています)

昔、弘法大師さんの此処んとこに来て、喉んばさろ乾かっしゃったげな。
大方夏んこっじゃろたい。

崖ん下ん木の葉ん積もっとる処ばあせらっしゃったげなら、冷たか清水の湧き出て来たげな。

そこでアセリヅマち此処ば言わっしゃたつの何時かアサヅマに変わったつげな。

ふるさと御井1,32


訳)

昔、弘法大師がここに来たとき、喉がとても渇いたそうです。たぶん夏のことでしょう。

崖の下、木の葉の積もっているところを探されたところ、冷たい清水がわき出てきたそうです

そこでこの場所を「あせりづま」とおっしゃったのが、いつの間にか「あさづま」に変わったんだそうです。


ここの豊かな湧き水を利用して、昔は農家の大根洗いなども盛んに行われていた。

以前は、この湧水のそばに清水館があり、名物にトコロテンがあり、「二丁続きのトコロテン」が有名だった。(昔、有馬の殿様がおしのびで来られた時、殿様のお食べになるトコロテンに息がかかると失礼だというので長い道具で、二丁を一緒に突いたのが始まりといわれている。
また、鯉料理も泥臭くないので有名だった。

この土地はちょうど断層がはしっていて、断層の崖下から湧き水が出ているのが「朝妻の清水」だが、残念なことに、崖の上を久大線の汽車が走るようになってからは自然崩壊が進み、その水量が段々と少なくなっていった。

高良山茶屋「望郷亭」
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