高良山の大牛(御井)

誰でんまーだ見たこつぁなかばって高良山にゃ、そりゃぁ太か牛の一匹住みついとるげな。晩になっとノソー、ノソー山ん中ば歩きまくって朝方になっと目につかんとこに入ってしまうげな。
そげん太か牛の居っちどうしてわかるかち言うと通った跡んちゃーんとあるげな。
木ん枝のおしょれとって草でん牛の踏んでいったとこはずーっとたおれとるげな。

昔の話たい。

筑後2 7 15


訳)

まだ、、誰も見た人はいないけれど、高良山には、とても大きな牛が一匹住みついているんだ。
晩になると、ノソー、ノソーと山の中を歩き回って、朝方になると人目につかないところに入ってしまうそうだ。
そんな大きな牛のおることが、なぜ分かるのかというと、その牛の通った跡がちゃんとあって、太い枝が折れていたり、牛の通った所の草がずっと踏み倒されていたそうだ。
昔の話だけれどね。

高良山茶屋「望郷亭」
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