落日と昇開橋橋と漁船

エツ料理ご満悦期間は5月1日~7月20日

城島町

エツ

Q1 「エツ」ってどんな魚?

 エツは、体長約30センチの大ぶりな魚で、カタクチイワシ科の仲間。日本では有明海にのみ生息する珍魚と言われています。身体は細長く、背が厚くて腹が薄いので、刀身のように見えます。また海にいるときは、全身が金色に輝いているので、エツのとれた漁船の甲板は金のナイフをまき散らしたように見えるとか。しかしこの金色の輝きは、産卵のために有明海から筑後川へ入ってからは次第に薄らいで、やがて白銀色になります。

エツ漁

Q2 いつ捕れるの?

 エツは通常は有明湾の奥部に棲み、エツ漁解禁の5月~7月になると産卵のため筑後川をのぼり、城島町の付近までやってきます。エツの稚魚は、体長10センチ位になるまでは筑後川の河口付近に集まって生活し、しだいに有明海へと下っていきます。それから2~3年後、再び筑後川をのぼって産卵するのです。

エツ感謝祭・弘法大師が放流

Q3 城島と「エツ」の関係は?

弘法大師が筑後川に流した葦の葉が魚になったと伝えられるエツ。今も町に残る伝説には、エツと城島町の関係が語られ、旧渡し場付近のこの青木島に弘法大師を祀る「エツ大師堂」があります。また、城島町ではこの伝説に語られるエツを宝の魚として、筑後川の環境をいつまでも美しく守るため、毎年エツ漁のはじまる毎年5月上旬に、豊漁を祈願する「エツ感謝祭」を行っています。

エツ大師堂

旅の僧侶へ功徳を施した伝説とともに青木島に残る大師堂。弘法大師の像が祀られています。

昔昔、みすぼらしく汚れた旅の僧が筑後川を渡ろうとしましたが、渡し銭を持っておらず困っていました。どの船頭も相手にはしませんでした。そこへ一人の貧しい漁師が船を寄せ、途方にくれる僧を無事対岸に渡してあげました。僧は「心の優しい人じゃ。何もお礼をするものもないが」と言い、岸辺の葦の葉をちぎって川に投げ込みました。「困ったときはこの魚をとって暮しなさい」見ると葦の葉は白く長い魚となって川面に消えたということです。この旅の僧が弘法大師であったという言い伝えにより、旧渡し場付近の青木島に弘法大師を祀っています。

Q4 どんな料理があるの?

エツ料理コースエツ漁解禁(5月~7月)の時期のエツは脂がのって最高に美味。特に屋形船に乗って味わう獲れたてのエツ料理は、そのおいしさと珍しさで話題をよんでいます。料理法はハモのように骨切りをした刺身をはじめ、塩焼き、骨揚げ、煮つけ、吸い物、ナマスなど、夏の冷酒に良く合うメニューがずらり。日本では筑後川下流でしか楽しめない初夏の味覚・エツをぜひ満喫してください。

資料はすべて城島町広報課よりご提供いただいたものです。

城島のエツ(久留米南部商工会)(link)

くるめんもん