白口(しらくち)の地蔵菩薩彫像板碑

有形民俗文化財

久留米市荒木町白口 昭和57年5月25日市指定

荒木町白口の地蔵菩薩

この地蔵菩薩は、高さ85センチ幅40センチほどの自然石(安山岩)の表面を彫りくぼめ、連座に立つ地蔵尊を半肉彫りに表している。

納衣を通肩に着し、左手に宝珠を持ち、右手は与願印を結んでいる。

広い鼻梁やめくれた上唇、やや吊り気味で半眼に開いた目の線の彫りなど、いかにも庶民的で親しみ深い表情である。

銘は向かって右側に
「右奉造立地蔵菩薩 道禅 道海 道本 道性 即阿 宗吾」とあり

左側に
「応永十一年季申申八月十八日願主宗中 宗主 道内 実内 道仙 見阿 助次郎」とある。(応永11年は西暦1405年)

地蔵菩薩は釈迦入滅ののち弥勒菩薩が出生する迄の間(無仏世界)の指導者で、

この世の苦しみも、死後の苦しみも共にお救い下さる現当二世の利益をかねた仏様として古くから厚く信仰されている。

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お地蔵さんは布で包まれ、全身を見ることができなかったけれど、地元の人の信仰の篤さを感じました。

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